みがきにしん(身欠きにしん)とは、にしんを素干しにしたものです。北前船の時代から、たくさん生産され本州へと運ばれていました。江戸時代には、松前藩より幕府へ献上された日本の伝統的な食べものなのです。
本干し(ほんぼし)は、2週間~20日間ほどかけて完全に水分を飛ばし、乾燥させてつくります。旨みが凝縮されており、長持ちするのが特徴です。調理の際は、水やだしで戻してから煮物にしたり、「甘露煮」にして「にしんそば」などの煮付けに合います。
北海道では秋の漬物シーズンにはかかせない食材の一つでもあります
(画像右 ニシン漬け)
【甘露煮】【にしん蕎麦】【にしん漬け】【にしん昆布巻】などお好みでお召しあがり下さい。
戻したにしんを焼いて食べてもさっぱりとして美味しく頂けます。
または皮をむしってそのまま、少し味噌をつけて食べる方も一らっしゃいます。
【 身欠きにしん (本干タイプ)の戻し方 】
表面の脂などを軽く洗ってから米のとぎ汁に一晩付け戻します。
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ほどよく軟らかくなったら水からあげウロコをとり、もういちど洗います。 しんなりした感じです
番茶を入れてゆで、渋味を取ります。
沸騰したら脂やあくを丁寧にすくい、弱火にして約20分形が崩れない程度まで柔らかく煮ます。
水でさっと洗い水分を切ります。