みがきにしん(身欠きにしん)とは、にしんを素干しにしたものです。北前船の時代から、たくさん生産され本州へと運ばれていました。江戸時代に、松前藩より幕府へ献上された日本の伝統的な食べものなのです。
本干し(ほんぼし)は、2週間~20日間ほどかけて完全に水分を飛ばし、乾燥させてつくります。旨みが凝縮されており、長持ちするのが特徴です。調理の際は、水やだしで戻してから煮物にしたり、「甘露煮」にして「にしんそば」などの煮付けに合います。
【甘露煮】【にしん蕎麦】【にしん漬け】【にしん昆布巻】などお好みでお召しあがり下さい。
戻したにしんを焼いて食べてもさっぱりとして美味しく頂けます。または皮をむしってそのまま食べれます。
【 身欠きにしん (本干タイプ)の戻し方 】
米のとぎ汁に一晩付け戻します。臭みが気になる方は昆布を一緒にいれると安心です。
ほどよく軟らかくなったら水を抜き、汚れやウロコを洗い流します。
番茶を入れてゆで、渋味を取ります。
沸騰したら弱火で約15分、形がくずれない程度に軟らかくします。
水でさっと洗い水分を切ります。