マルイゲタ小坂水産の北の港町・寿都

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北の港町・寿都

私たちマルイゲタ小坂水産のみんなが暮らす寿都（すっつ）町は、人口約3,000人の小さな町です。海岸線の風景が美しい、風光明媚な港町です。
日本海に面して細長い、漁業が主な産業です。

昔は、春になると練（ニシン）が山のようにやってきて、ニシンを追ってたくさんの人たちが寿都へ移住してきました。

月日は流れ、現在ではニシンはほとんど獲れなくなり「春を知らせる魚」としてコウナゴ（小女子）がたくさんやってくるようになりました。
また、ホッケは寿都の名産品で、一年を通して漁獲高が多い魚です。
夏は天然のウニ、秋は鮭・いくら、脂ののったほっけ、冬はタラ・たらこ・寒海苔など、四季折々の海の幸が豊かです。
最近では、5月～6月に旬を迎える寿都の牡蠣「寿かき」も有名になりました。

私たちは、この豊かな海からの恵みに感謝し、自然の営みとともに生きてきました。

寿都は年間を通して風が強く、「風のふるさと」とも呼ばれています。昔から干し魚や干物づくりが盛んでした。
日本海に面した寿都町から、太平洋に面した長万部（おしゃまんべ）町までを直線距離で結ぶと約50キロ。
この距離を越えて太平洋から吹き込む強風を「だし風」といい、寿都の名物でもあります。
そして近年では、風を利用した風力発電に力を入れています。風力発電は自然の力を利用して電力を生み出す、新しくて環境に配慮した自然エネルギー。
海岸線に立ち並ぶ風車は迫力もあり、新名所にもなっています。